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１．中山の１８００ｍ以上の
オープン勝ちの法則
平成３年以降の連対馬の表をご覧頂きたい。
Ｈ１９ １着 ｳﾞｨｸﾄﾘｰ →なし
２着 ｻﾝﾂｴｯﾍﾟﾘﾝ →京成杯
Ｈ１８ １着 ﾒｲｼｮｳｻﾑｿﾝ →ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞＳ
２着 ﾄﾞﾘｰﾑﾊﾟｽﾎﾟｰﾄ →なし
Ｈ１７ １着 ﾃﾞｲｰﾌﾟｲﾝﾊﾟｸﾄ→弥生賞
２着 ｼｯｸｽｾﾝｽ →なし
Ｈ１６ １着 ﾀﾞｲﾜﾒｼﾞｬｰ →なし
２着 ｺｽﾓﾊﾞﾙｸ →弥生賞
Ｈ１５ １着 ﾈｵﾕﾆｳﾞｧｰｽ →ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞＳ
２着 ｻｸﾗﾌﾟﾚｼﾞﾃﾞﾝﾄ→なし
Ｈ１４ １着 ﾉｰﾘｰｽﾞﾝ →なし
２着 ﾀｲｶﾞｰｶﾌｪ →ﾎｰﾌﾟﾌﾙＳ
Ｈ１３ １着 ｱｸﾞﾈｽﾀｷｵﾝ →弥生賞
２着 ﾀﾞﾝﾂﾌﾚｰﾑ →なし
Ｈ１２ １着 ｴｱｼｬｶｰﾙ →ﾎｰﾌﾟﾌﾙＳ
２着 ﾀﾞｲﾀｸﾘｰｳﾞｧ →ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞＳ
Ｈ１１ １着 ﾃｲｴﾑｵﾍﾟﾗｵｰ →なし
２着 ｵｰｽﾐﾌﾞﾗｲﾄ →京成杯
Ｈ１０ １着 ｾｲｳﾝｽｶｲ →ｼﾞｭﾆｱｶｯﾌﾟ
２着 ｷﾝｸﾞﾍｲﾛｰ →なし
Ｈ９ １着 ｻﾆｰﾌﾞﾗｲｱﾝ →ｼﾞｭﾆｱｶｯﾌﾟ
２着 ｼﾙｸﾗｲﾄﾆﾝｸﾞ →若葉Ｓ
Ｈ８ １着 ｲｼﾉｻﾝﾃﾞｰ →ｼﾞｭﾆｱｶｯﾌﾟ
２着 ﾛｲﾔﾙﾀｯﾁ →なし
Ｈ７ １着 ｼﾞｪﾆｭｲﾝ →若葉Ｓ
２着 ﾀﾔｽﾂﾖｼ →なし
Ｈ６ １着 ﾅﾘﾀﾌﾞﾗｲｱﾝ →ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞＳ
２着 ｻｸﾗｽｰﾊﾟｰｵｰ →なし
Ｈ５ １着 ﾅﾘﾀﾀｲｼﾝ →なし
２着 ﾋﾞﾜﾊﾔﾋﾃﾞ →若葉Ｓ
Ｈ４ １着 ﾐﾎﾉﾌﾞﾙﾎﾞﾝ →ｽﾌﾟﾘﾝｸﾞＳ
２着 ﾅﾘﾀﾀｲｾｲ →なし
Ｈ３ １着 ﾄｳｶｲﾃｲｵｰ →若葉Ｓ
２着 ｼｬｺｰｸﾞﾚｲﾄﾞ →なし
タイトルに掲げたので即お分かり頂けると思うが、Ｈ３年から現在まで、１度の例外もなく、中山の1800ｍ以上のオープンレースを勝った馬が、毎年必ず１頭は連対しているのである。「中山の1800ｍ以上のオープン」に該当するのは、以下の４レース。
２歳：ホープフルＳ（ＯＰ）
３歳：京成杯（ＧⅢ）
弥生賞（ＧⅡ）
スプリングＳ（ＧⅡ）
もちろん、ここには、牝馬限定のフラワーカップ（ＧⅢ）は含まれない。また、若葉ＳはＨ１１年まで中山で行なわれていたが１２年からは阪神で行われることとなり、ジュニアカップはＨ１１年から1600ｍに変更になってその代わりに1600ｍの京成杯が2000ｍに変更になった。この法則が最も威力を発揮したのはＨ１９年か。馬連は94620円ついた。２着のサンツェッペリンが京成杯を勝っていたのだ。前走のスプリングＳが８着だったのでさすがに厳しいかとは思ったが、それでも２着にはくいこんで来た。全くもって恐ろしい法則なのであった。 この法則を適用させると、数字の上での的中率は１００％なのだが、上記の４つのレースの勝ち馬の絡んだ馬連は相当な数になってしまう。そこで、的中確率は下がるが、効率のよい方法を提示していこう。
２．弥生賞馬のジンクス
天皇賞・秋で１番人気が勝てないというジンクスはよく知られているところだが、皐月賞にもそれに劣らぬくらいの怖いジンクスが存在する。それは、皐月賞のトライアルとして最も名高い「はず」の弥生賞の勝ち馬にまつわるジンクスである。下に平成２年以降の弥生賞の勝ち馬を載せたが、上の皐月賞の連対馬の表と見比べて頂きたい。
Ｈ１９ アドマイヤオーラ
Ｈ１８ アドマイヤムーン
Ｈ１７ ディープインパクト
Ｈ１６ コスモバルク
Ｈ１５ エイシンチャンプ
Ｈ１４ バランスオブゲーム
Ｈ１３ アグネスタキオン
Ｈ１２ フサイチゼノン
Ｈ１１ ナリタトップロード
Ｈ１０ スペシャルウィーク
Ｈ９ ランニングゲイル
Ｈ８ ダンスインザダーク
Ｈ７ フジキセキ
Ｈ６ サクラエイコウオー
Ｈ５ ウイニングチケット
Ｈ４ アサカリジェント
Ｈ３ イブキマイカグラ
３頭しか重複していないことがおわかり頂けるだろう。では、この３頭に共通したことは何か。実は３頭とも、中央では負けがなかった、つまり全勝だったのである。これは素晴らしい法則であるとはいえまいか。１の法則なみに恐ろしい法則だ。弥生賞の勝ち馬は、大体それまでの成績もいいので、人気になる。しかし、この法則からも明らかなように、安心して外していい。仮に連対したとしても、それはかなり例外として扱っていい。ちなみに、ここで面白いのは、弥生賞の勝ち馬は皐月賞とは対照的に日本ダービーとの相性がいいことである。それはダービーの法則のところで触れよう。
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